限定量ゆえ直販のみ

民宿でつくられる幻の塩

一二海

田邉 麻左代さん

牛深の南に位置する下須島の小さな入り江の一角に、家族で営む民宿があります。天草を楽しみ尽くす体験型の民宿「一二海」。女将自慢の加工品も人気のこの宿で、新たに生まれた塩のお話です。

情熱と人情のまち、牛深のワクワクに満ちた体験型民宿

「牛深よいとこ一度はおいで 人情豊かな港町 ハヨイサーヨイサー」。遠方からやってきた人々と楽しい時間をわかちあうために生まれた牛深ハイヤ節には、情熱的で人情味あふれるこのまちの空気感がにじみます。港町風情や自然体験、美食など、多彩な牛深の魅力に惹かれてやってくる旅人たちを受け入れるのが、民宿「一二海」の田邉さん夫妻。ガイドブックには載っていない天草の魅力を伝えようと、さまざまな取り組みをしています。

牛の放牧。製糖。製塩。すべてはすこやかな食のため

潮の香りが漂う入り江の放牧場で、のんびりと草を食むジャージー牛の世話をするのが、女将の田邉麻左代さん。福岡の田舎町で生まれ育ち、夫・好明さんとの縁で牛深へやってきました。ところが、仕事も育児もひと段落した頃、ご主人が病に倒れてしまいます。
「夫の病気は、家族や食のあり方を見直すきっかけをくれました。健康で楽しく暮らすためにも安心して食べられるものをできるだけ自分の手で作ってみようと思ったんです」。麻左代さんはまず、サトウキビの栽培をはじめました。おいしい黒糖ができるようになると、次は「しぼりたてのおいしい牛乳が飲みたい」と、耕作放棄地を利用したジャージー牛の放牧に挑戦。そして近年、新たに取り組んでいるのが製塩です。
一二海の塩は、釜炊きと天日による二度干しを組み合わせたもの。「島の突端まで行って、汲み上げた海水を使います。200リットルの海水からできる塩は3キロくらい。年間約100キロほどの生産量で、まだ採算ベースにも遠いですが、楽しみながらやっています」と麻左代さん。
特に楽しみにしているのが、炊き上げの日。釜の火で芋や干物を焼きながら過ごすといい、夫婦の憩いの時間でもあります。こうしてできた塩は、民宿のお客様の食事にも添えられます。「刺身に塩を添えて出すと驚かれますが、魚そのものの味が楽しめると好評です」。  さらに、麻左代さんは持ち前の発想力と探究心を生かし、放牧牛のミルクと塩を組み合わせ、チーズやミルクキャラメル、アイスクリームなどを試作中。塩を使った逸品の誕生に、期待が高まります。

民宿  一二海

〒863-1901 天草市牛深町2912-20 TEL 0969-73-4985

【採水場所】小森沖 【工程】釜炊き(製塩は冬の3か月間のみ) 【おすすめ食材&料理法】肉、魚、野菜、スイーツ、汁物

PAGETOP