あまくさンソルト

有明海、八代海、東シナ海。3つの海に囲まれた熊本県の天草諸島。

「あまくさンソルト」は、この島々に点在するちいさな工房から生まれる塩です

海流の特徴も、製法のこだわりも味わいの個性もさまざま。

お気に入りを見つけたり、食材や料理によって使い分けたり

思い思いのスタイルで天草の塩と海の魅力をご堪能ください。

3つの海に囲まれた天草諸島

天草上島と天草下島を主島とし、大小約120の島からなる天草諸島。有明海、八代海、東シナ海と、3つの海に囲まれた日本でも稀有な地域です。
北側に広がる有明海は、日本一、干満の差が大きな海。湾口にあたる早崎瀬戸(早崎海峡)は潮の流れが特に速く、日本三大潮流のひとつに数えられるほどです。そのため、この海域に浮かぶ通詞島周辺は常によどみのない、澄んだ海水で満たされています。
東から南東側に広がる八代海は、八代・芦北、天草諸島に囲まれた内海で、天草最高峰・倉岳からの水流や、九州山地を水源とした球磨川が流れ込みます。水深が浅く流れが穏やかで、多くの生物を育む豊穣の海です。
西から南西側に広がるのは東シナ海。複雑に入り組んだリアス式海岸には、奇岩や海食洞のほか、魚たちのすみかとなる岩礁があり、雲仙天草国立公園に含まれる海域公園には色とりどりのサンゴも生息しています。
こうした地の利を生かし、天草では古墳時代から製塩が行われ、九州一円で塩を使った交易が行われていました。その歴史を受け継ぐかのように、現在も島のあちこちで製塩が行われています。いたるところにまだ手つかずの浜があることに加え、海から山へと吹き上げ、山から海へと吹き下ろす島風や、日照の良さなど、島独特の地形がもたらす好条件も、天草の地で塩づくりが盛んな理由です。

海と風と太陽と
おいしい瞬間を見極める
職人のセンス

塩の原料となる海水も、どのポイントで取水するかで成分が異なります。大地に降り注いだ雨水は地中で磨かれて地上へ湧き出し、河川や海へと流れ出します。そのため、山の伏流水が流れ込む河口や沿岸部の海水は、背後にある山のミネラル分を多く含み、沖合いは伏流水の影響を受けにくいために海流の特徴がより出やすくなるのです。
また、同じ場所の海水を原料とした場合でも、粒の大きさや形、水分量、にがり分の残し方でも塩の風味は変わります。それこそが、職人のこだわりです。
「天日干し」「釜炊き」など、どの製法でつくるのか。結晶化する際のスピードや、出来上がった結晶を採取するタイミング、熟成期間の有無なども大切です。製塩に関わる各工程で絶妙な加減を見極め、それぞれが理想とする塩へと仕上げる、職人ならではのセンスと技。天草の8つの工房で生まれる塩「あまくさンソルト」がどれも異なる個性を持っているのは、こうした理由があるのです。

HOW TO
塩づくりの流れ

01

海水の汲み上げ

原料となる海水は島の近海から汲み上げたもの。雨風による濁りがなく、海水の透明度が高い日を選びます。

全工房共通

02

かん水づくり(流水タワー)

海水を循環させながら太陽や風を浴びせます。何度も繰り返すことで、水分を蒸発させ、塩分濃度を高めます。

自然食品研究会、ロザリオの塩、天草塩の会

03

釜炊き

海水または、濃縮したかん水を釜に入れ、薪などの木材を燃料に用いて煮詰め、結晶化させます。

ロザリオの塩、塩工房  宝島、ソルト・ファーム、天草塩の会、天草塩の道

04

天日干し

海水または、濃縮したかん水をハウス温室の結晶棚へ。降り注ぐ太陽光で自然蒸発させ、結晶化させます。

自然食品研究会、ロザリオの塩、ソルト・ファーム、ふくだの塩工房、天草塩の会、一二海、天草塩の道

05

樽貯蔵

出来上がった塩をにがりとともに樽へ入れ、2〜3日寝かせます。これにより、ミネラルバランスを整えます。

天草塩の会

06

仕上げ干し

釜炊きで結晶化した塩を天日干しに。しっかり乾燥させることでサラサラとした、使い勝手のいい塩になります。

塩工房  宝島、ソルト・ファーム、天草塩の会

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